北陸東北強雨に注意、日本海側中心に激しい気象に注意

天気図、雨雲レーダー画像、気象衛星画像、予想天気図、気象情報 出典:気象庁ホームページ


北海道付近の低気圧から伸びる寒冷前線が本州の日本海側にあって本州を通過しています。

上空には沿海州から日本海北部に中心を持つ寒気の渦、寒冷渦があって日本付近は北陸、東北地方や西日本の日本海側中心に大気の状態が不安定となり、強い雨の降っているところがあります。

気象庁より引き続き大雨や激しい気象に関する注意情報が発表されています。

北海道の日本海側ではこの後全般に雪となり、12月3日頃一旦気温が上昇し雨となる以外は来週にかけしばらく断続的に降り続く見込みです。

気温も次第に平年並みとなってゆくため、これが根雪となる可能性が高くなっています。

12月7日の予想天気図でも今回とおなじような寒気の南下が解析されており、再び荒れた天気に注意が必要となりそうです。

ラニーニャ現象に伴う偏西風の蛇行と寒気の南下傾向が明らかになってきました。


大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第8号
2024年11月29日05時03分 気象庁発表

北陸地方では土砂災害に厳重に警戒し、東北地方では土砂災害に警戒してください。また、北日本から西日本では30日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意してください。

[気象概況]
 北海道付近を北東進する低気圧が、30日にかけてオホーツク海を北上する見込みです。
 低気圧に向かって流れ込む湿った空気や北日本から西日本の上空に流れ込む強い寒気の影響で、北日本から西日本では30日にかけて大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。また、北陸地方と東北地方では、これまでの雨により、土砂災害の危険度が高まっている所があります。

[雨の予想]
29日6時から30日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東北地方  80ミリ
  北陸地方 100ミリ
その後、30日6時から12月1日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  東北地方  60ミリ
  北陸地方 100ミリ

[防災事項]
 北陸地方では土砂災害に厳重に警戒し、東北地方では土砂災害に警戒してください。北日本から西日本では30日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。

[補足事項]
地元気象台の発表する防災気象情報に留意してください。
この情報は「雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報」を引き継ぐものです。
次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、29日17時頃に発表する予定です。