1ヶ月予報(12/7~1/6)冬型となる日が多く寒い、日本海側は大雪に注意

気象衛星画像(筆者により加工)、天気図、天気分布予想図、予想天気図(筆者により加工)、1ヶ月予報分布図 出典:気象庁ホームページ


冬型の気圧配置が強まり、日本海側では雪や雨が降っています。北陸では山沿いでは雪となっていますが、日本海にはJPCZ(日本海寒帯前線収束帯)が発生し、平地では強い雨となっています。雷や突風、ひょう・あられなどを伴い激しく降るおそれもあり注意が必要です。

これから8日にかけ、北日本の日本海側や北陸では雪や雨が降り、北陸の平地でも雪となるところが多くなる見込みです。


その後も11日頃から再び冬型の気圧配置となって強い寒気が南下する見込みで、11日頃からは北日本日本海側や北陸、13日頃からは西日本日本海側で大雪となるおそれがあり、気象庁より早期天候情報が発表されています。

明日にかけての北陸の平地や13日頃からの西日本日本海側では初雪が大雪となるおそれがあり、積雪による施設の倒壊や交通網の混乱が発生する可能性がありますので、準備を行ってください。


5日に気象庁より12月7日から来年1月6日の1ヶ月予報が発表されました。

現在南下している寒気の影響が続くため1週目の12月7日から13日は全国的に平年より気温が低いと予想されています。さらに14日から20日の2週目は寒気が西日本中心に南下するため西日本中心に平年より気温が低い予想です。

1ヶ月を通じた降水量、降雪量は冬型の気圧配置となる日が多いため日本海側で平年より多いと予想されています。

太平洋の熱帯海域はラニーニャ現象の発生が明確となっており、日本付近も現象発生時の特徴である偏西風の蛇行やそれに伴い、北極圏から切り離された寒気の渦、極渦が南下しやすい状況となってきています。

この冬は日本海側で大雪に注意が必要な冬となりそうです。