断続的に冬型続く、22日〜23日寒気南下、日本海側風雪に注意

天気図、気象衛星画像、雨雲レーダー画像、予想天気図、気象情報出典:気象庁ホームページ


日本付近は強い冬型の気圧配置となっています。

上空には強い寒気も入っており、北日本の日本海側や北陸の山沿いでは雪が強まるおそれがあり注意が必要です。

日本海南部には気流のぶつかりによるJPCZ、日本海寒帯気団収束帯が発生、雨雲が発達しており、これがかかっている北陸地方には強雨に関する注意情報が発表されています。


この後も断続的に冬型の気圧配置が続く見込みですが、21日に日本付近を深い気圧の谷が通過し、低気圧が発達しながら日本海を進むと予想されています。

この低気圧が東海上に抜けた後日本付近は再び強い冬型の気圧配置となって今季一番の寒気が南下する見込みです。

18日の冬型では北陸より南の平地では雨となっていますが22日からは北陸や西日本日本海側でも雪となる可能性が高くなっています。

日本海側では全般に風雪が強まるおそれがあり注意が必要です。


大雨と雷及び突風に関する北陸地方気象情報 第4号
2024年12月18日04時59分 新潟地方気象台発表

北陸地方では、18日夕方にかけて土砂災害に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。

[気象概況]
 日本付近は冬型の気圧配置となっています。18日は、北陸地方の上空5500メートル付近には、氷点下30度以下の寒気が流れ込んでくるため、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
 また、今後、山地や山沿いではおおむね雪となりますが、平地では断続的に雨の降る所があるでしょう。
 これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まり、現在発表していない地域でも大雨警報を発表する可能性があります。

[雨の予想]
18日6時から19日6時までに予想される24時間降水量は多い所で、
  新潟県 50ミリ
  富山県 50ミリ
  石川県 30ミリ
  福井県 50ミリ

[防災事項]
 北陸地方では、18日夕方にかけて土砂災害に警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。ひょうの降るおそれもありますので、農作物等の管理にも注意してください。

[補足事項]
 今後発表する防災気象情報に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する北陸地方気象情報」は18日16時頃に発表する予定です。